VRMファイルに設定できるライセンスデータ
VRMは複数アプリケーション間で相互利用されることが想定される、VR時代の3Dアバターフォーマットです。たとえば「ネットワークに相互接続されたアバターによるVRコミュニケーション」を考えた場合、 自分のアバターデータを「他の人から自分の姿が見えるように」他のユーザへ送信する 、ということも行われることになります。 この場合、従来の考え方に基づく「再配布」規定だけでは対応できない場面が考えられます。そのため、VRMでは
- モデルデータ自体に対しての改変・再配布規定(Creative Commonsなどから設定可能)
のほかに
- モデルデータを使用して「人格を演じる」ことについての許諾規定
を ファイルに設定できる など、VR時代を想定したフォーマットとなっています。
アバターの人格に関する許諾範囲(Personation / Characterization Permission)
アバターに人格を与えることの許諾範囲(A person who can perform with this avatar)
- アバターを操作することはアバター作者にのみ許される(The avatar may only be manipulated by its creator)
- 明確に許可された人限定(Authorized only to explicitly specified person)
- 全員に許可(Authorized to anyone)
このアバターを用いて暴力表現を演じることの許可(Permission to perform violent acts with this avatar)
- 不許可(Disallow)
- 許可(Allow)
このアバターを用いて性的表現を演じることの許可(Permission to perform sexual acts with this avatar)
- 不許可(Disallow)
- 許可(Allow)
商用利用の許可(For commercial use)
- 不許可(Disallow)
- 許可(Allow)