Expression の設定
Vrm-0.X の BlendShape は、 Vrm-1.0 の Expression に名称を変更しました。
Expression の割り当て設定
VrmObject の Expression GUI で設定します 。
個別の Expression 設定
ひとつずつ独立したアセットです。
MorphTarget
blend shape のある SkinnedMeshRenderer
がリストされます。
List
MorphTarget
- MorphTarget の List 表示です
MaterialColor
Material 色を [0-1] の weight値でアニメーションさせることができます。
- Color
- EmissionColor
- ShadeColor
- RimColor
- OutlineColor
TextureTransform
Texture の offset, scale を [0-1] の weight値でアニメーションさせることができます。
Option
MorphTarget 以外の詳細な設定項目です。
IsBinary
漫画風の表現などで、中間の値を見せたくない場合に有効にしてください。 中間の値を取ることができなくなります。
Override
プロシージャルな Expression の値を制御します。
アプリケーションが自動的に weight 値を生成することが多いと想定される Expression に対して プロシージャルなExpression
を定義しました 。
3つのグループ Blink
, LookAt
, Mouth
を設定しています。
グループ | weight生成例 | 含まれる Expression preset |
---|---|---|
Blink | ランダム | Blink, BlinkLeft, BlinkRight |
LookAt | VrmコンポーネントのLookAt機能による生成 | LookUp, LookDown, LookLeft, LookRight |
Mouth | 音声やテキスト解析による生成 | Aa, Ih, Ou, Ee, Oh |
プロシージャルな Expression の Weight はシステムにより自動生成されることが想定され、 その場合既存の Expression Weight との組み合わせで問題が発生する可能性があります。
- 口が開く
happy
と同時にaa
が適用される => 口が開きすぎて変になる - 目を閉じる
sad
と同時にblink
が適用される => 目が2回閉じて瞼が頬を貫通してしまう blink
と同時にlookRight
が適用される => 目が瞼を貫通してしまう
組み合わせ問題を回避するために自動生成される Blink
, LookAt
, Mouth
の Weight 値を加工(Override)する機能です。
Override 設定した Expression の Weight 値が 0 より大きいときに機能が有効になります。
設定 | 機能 |
---|---|
None | procedual.weight = procedual.weight |
Block | procedual.weight = 0 |
Blend | procedual.weight = (1 - expression.weight) |
Preview
Expression アセットのインスペクターの下部の頭部表示画面です。 Expression の設定を適用した結果を描画します。
- Preview Prefab
- Preview Weight: スライダーを動かすことで、[0-1] 間での変化をプレビューできます。Advanced の
IsBinary
チェックボックスの影響をテストできます。
作業例
asset | morphtarget |
---|---|
aa | head.lip_a => 100 |